【ブログ】ドローンを飛ばすのは難しい?
こんにちわ。
21世紀プランニング 小川 です。
第五世代移動通信システム5Gについて記事にしたのが記憶に新しいところですが、今回も、弊社事業の一つであるドローン関連について記事にしていきたいと思います。
まず、偏に『ドローン』はよく耳にする言葉ですが、実際のところドローンとは何を意味しているのか具体的にお判りでしょうか。※前回の5Gと同じ始まり方なのは気のせいです。
ドローンは、様々な歴史がありますが、2021年9月現在において、以下の水準を満たした『無人航空機』になります。
●人が搭乗することが出来ないもの
●重量200g以上(200gを含む)のもの
●遠隔操作・自動操縦により飛行が出来るもの
要は『人が乗れず、無人で遠隔操作可能な重量200g以上の航空機』のようです。
ドローンとは? とインターネットで調べると大多数がこのように記載されています。
私自身ドローンへ本格的に携わる以前は『ドローンは無人航空機のことだ』と思っていましたが、当たらずも遠からず、実際には、あくまでもドローンと呼ばれる個体が『無人航空機』に分類されるということのようです。
ちなみに国の公開しているガイドラインは以下になっています。
―――無人航空機とは、人の乗ることのできない飛行機、回転翼航空機、飛行船であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。
つまり200g以上のRC機(ラジオコントロール機)やドローンは全てが無人航空機となるため、無人航空機=ドローンだけではない、ということではないのを理解する必要があります。
……で、だから何なんだよ? と思われるかもですが。
実は、無人航空機かどうかというのはかなり重要なのです。
というのも、国の規則上で無人航空機は『航空法』に則って運用する必要があるからです。
詳細は国土交通省の公開しているDIPSホームページ等にもあるので簡単に記載しますが、無人航空機を飛ばす場合は『飛行禁止区域』が定められていたり、飛行に届出や申請許可が必要だったり、とにかく日本国内においては飛行可能区域が著しく限定されているのが現状で、ドローンを飛ばすという行為一つなのに様々な課題をクリアする必要があるのです。
また国で定められている禁止区域のみならず、各自治体(市町村)が禁止にしていたりするエリアや、高速道路付近・鉄道付近等でも別途届出・申請が必要になる可能性があるので、飛行予定区域の確認は絶対に必要です。例え田舎の公園だったり自分の所有する庭先や土地内であっても、飛行禁止エリアに定められていたりすると最悪逮捕される場合もあります。詳細は自治体及び最寄りの警察に尋ねると教えてくれる場合があるので、是非活用したほうが良いと思います。
急がば回れです。自分や会社を守るためにも面倒だからといって怠らないように(戒め)しないといけません。実際に大勢の方が書類送検されていたり、損害を与えた実例も数多く公開されているので、調べてみて、どのような事故が起こり得るのかご参考にして頂けるといいのかなと思います。
……さて、ここまでドローンの定義や飛行について触れてきました。
簡単に触れただけでも、掘り下げていけば飛行一回でも大変だということが分かります。
また法律や条例に気を付けるのはもちろん、ドローン操作も決して簡単ではなく、下手をすれば誰かを怪我させてしまったり電線に衝突して大規模停電……有り得ない話ではありません。
タイトル通り【ドローンを飛ばすのは難しい?】のがよく分かると思います。
弊社ではそういった違反に細心の注意を払いつつ、決して事故のないように最小限且つ丁寧な運用を心掛け、実際に業務に活かしています。
最近、弊社では新しいドローン(Mavic2 pro)を購入し、テスト飛行ということで大河原の川沿い~町並みを撮影してきました。試験運用のため見苦しい点もあるかとは思いますが、是非ご覧ください。
※以下、参考動画(弊社21stチャンネル)
最近、よくニュース等でドローン事故などが取り沙汰されることも少なくないことから、ドローン=悪と考える人もいると思います。
しかし、災害や危険箇所での空から映されるような動画はほとんどがドローン撮影という機会も増え、気づかぬうちにテレビ・ネットで見ている動画はドローンによるもの、という場合が多くなっているのも事実です。
また、ビル・鉄塔などの高所においても、命の危険を冒す必要はなく、比較的、安全に撮影できることもあって、そのニーズは高まりつつあるくらいです。観光業でも、雄大な大自然を見下ろすドローン動画は、美麗で圧巻たる光景を皆様にお届けすることが出来るでしょう。
是非、少しでもドローンに興味のある方・興味を持ったという方がいれば、一度は触れてみてはいかがでしょうか!